田久保 裕一(指揮)
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東京学芸大学音楽科卒業。

指揮を伊藤栄一、伴 有雄、汐澤安彦、秋山和慶の各氏に師事、またチェロ、室内楽を黒川 健氏に師事。

1992年まで12年間、千葉県習志野市にて小中学校の音楽教師を務める傍ら、多くのアマチュアオーケストラを指揮。1992年に退職し、プロの指揮者に転向。

その後、スイス・ルガノにおいて、リヒャルト・シューマッヒャー氏に、ウィーンにてウィーン国立音楽大学のカール・エスターライヒャー教授、湯浅勇治氏、およびザルツブルク・モーツァルテウム音楽院のハンス・グラーフ教授に師事。最優秀者に与えられるマスタークラス終了演奏会に出演、ウィーン・プロ・アルテ・オーケストラを指揮する。また19938月、アウアースペルク宮殿主催の特別演奏会にてウィーン・レジデンツ・オーケストラを指揮し、ウィーン・デビュー。

199411月、ルーマニア・ブラショフ市で開催された第4回「ディヌ・ニクレスク」国際指揮者コンクールにてグランプリを受賞、同コンクールで日本人として初めての優勝に輝いた。また、審査員特別賞「ルーマニア現代音楽演奏賞」と聴衆特別賞もあわせて受賞し、ルーマニア国立「ジョルジュ・ディマ」フィルハーモニー交響楽団をたびたび指揮。

演奏はテレビ・ラジオを通じて、ルーマニア全土に放送された。

以後たびたび「ジョルジュ・ディマ」フィルハーモニー交響楽団から招待を受け演奏、また1995年、1999年には、ルーマニアの室内管弦楽団の来日公演で指揮、「豊かな感性と情熱溢れる演奏」と好評を博した。

19991231日、ベルリンで行われた、彦根・ベルリン合同の第九交響曲は感動を呼び現地で絶賛された。20028月、中国内蒙古自治区の呼和浩特にて内蒙古民族歌舞劇院交響楽団を指揮。同団演奏会にて大成功を収め、「名誉客演指揮者」の称号を受ける。

国内では、19977月、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団定期演奏会に出演の他、これまでに日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等、国内の主要オーケストラを指揮。また全国のアマチュアオーケストラや合唱団の育成にも尽力、エネルギッシュで熱い人柄で、行く先々で音楽ファンをふやし、地域文化の活性化に一役買っている。

日本指揮者協会会員。東京指揮研究会代表。